第九回Hi! ku City選句結果 |
8点句 | ||||
風船は君の視線で割れました | 子子 | 特選 | 山口あずさ | なんて目で見るの? |
選 | 夜来香 | 物語の終わりか・・・どんな物語があったのか意味深です。 | ||
選 | 喜誉司 | 汝(な)が洗ふ緑玉の傷寺山忌、という句と迷いました。 | ||
選 | 齋藤朝比古 | 口語体のいい意味での軽さが活きた。 | ||
選 | showmaru | やっぱり百発百中なんでしょうね | ||
選 | 江戸切子 | そして恋がはじまる? | ||
選 | しぐなす | コワイですう>君の視線 ボクも割れるかも。 | ||
感想 | 五十嵐秀彦 | スイートな句。こういうのもありだと思うが、このごろは逆に平凡な印象でもあるか。口語調のところをあえて「風船や」と古風に切ってみるミスマッチも可能なのでは。 | ||
6点句 | ||||
五月病机上の樹海はびこりて | showmaru | 選 | 齋藤朝比古 | 五月病とはこんなものなのだろう。 |
選 | 五十嵐秀彦 | 「机上の樹海」いいですねぇ。 | ||
選 | しぐなす | 「びょ」とか「じょ」とか「じゅ」とかの音がきしょくわるい感じを増幅させていてステキです。 | ||
選 | 夜来香 | 5月病と樹海・・・言い得て妙です。 | ||
選 | 山口あずさ | <机上の樹海>、五月病の実感ではないかと思った。 | ||
選 | 一文無 | |||
5点句 | ||||
父以前母以前春闇深し | 五十嵐秀彦 | 特選 | 草もち | 男と女が、「父以前母以前」になる。えっち!で、いいと思います。 |
特選 | しぐなす | エロチックな感じを受けました。「父母」に「以前」がつくと、熟した感じとと若い感じが二重写しになってエロチカが増すように思いました。 | ||
選 | 白井健介 | この句も内容が好きだったのですが、言い回しについては《父以前母以前闇深き春》というふうにする方が私としては惹かれるかな…。 | ||
感想 | 山口あずさ | 今現在、妊娠中? | ||
葉桜の影や誤作動かもしれぬ | 齋藤朝比古 | 特選 | (h)かずひろ | なるほど。 |
選 | showmaru | 誰がスイッチ持っているのだろう? | ||
選 | たか志 | 誤作動なんていう言葉を俳句にするところが変わってていいかなーと・・・。 | ||
選 | 江戸切子 | この季節の不安と情勢の不安。 | ||
感想 | 山口あずさ | 微視的な世界に起こる不思議な出来事。 | ||
緑なす小径の先の医院跡 | たか志 | 特選 | ぶう | ぶらぶらと散歩の途中こんな風景に出会うことありますね。なんだかとてもきもちがいいです。懐かしい記憶にも結びついて。 |
特選 | 一文無 | |||
選 | 白井健介 | 私としては《緑さす小径の先の医院跡》で頂きたい。実に雰囲気の好い一句。 | ||
感想 | 五十嵐秀彦 | 「医院跡」という言葉はこうして見るとふくらみのある言葉ですね。であればなおのこと説明を省いた句にしたい。 | ||
感想 | 山口あずさ | 死霊のオープニング? | ||
4点句 | ||||
若葉風我がたてがみを埋葬す | しぐなす | 選 | 江戸切子 | 意味不明なれどなんとなくそうなのかな..と。 |
選 | (h)かずひろ | シューマッハを抜き去るのは誰なのだろう? | ||
選 | 五十嵐秀彦 | いのちの生き生きとする若葉風の中、自分の若さの衰えを感じたのだろうか。 | ||
選 | 山口あずさ | 新入社員の実感か。 | ||
感想 | 齋藤朝比古 | ナルシスティックな句。読んでるとちょっとこそばゆい感じ。 | ||
芝青く鷲掴みする破れ球 | (h)かずひろ | 特選 | showmaru | 思い切りの潔さがいいですね |
選 | 夜来香 | 草の青臭さがただよってくるようです。 | ||
選 | ぶう | |||
感想 | 五十嵐秀彦 | 「破れ球」って聞きなれぬ言葉。でも情景は分かる | ||
感想 | 山口あずさ | <破れ球>がよくわからない。 | ||
天道虫だましみどりのおばさんへ | 齋藤朝比古 | 特選 | 白井健介 | まんまと作者の思う壺に嵌まってあげちゃいます。今回特選に推すべきはこの句を措いてありませんね、という訳で。讃。 |
選 | 草もち | 「・・・もどき」とか、「・・・だまし」という名前の虫には、哀愁がある。みどりのおばさんにも、ね。 | ||
選 | 山口あずさ | なぜか惹かれた。 | ||
3点句 | ||||
柩から生えて緑の木のこども | 凌 | 特選 | 子子 | 最初の57のリズムが好き。輪廻転生が愛しく思える。 |
選 | 五十嵐秀彦 | 異形の詩。墓地の木ってそういうことかもしれない。 | ||
感想 | 水月 秋杜 | 生えて の「て」というのが引っかかったけれども、おもしろいです。死んだものを納めたところから萌え出る別な命。リインカネーションもこんな風に読まれると、新鮮。 | ||
梅雨空の緑苦手なカメレオン | 喜誉司 | 特選 | 夜来香 | 紫陽花ではなく、梅雨空とカメレオンを合わせたところが絶妙。 |
選 | showmaru | 熱帯のパレットにない色は難しいのかな | ||
感想 | 山口あずさ | カメレオンの得意とは何んだろう。 | ||
ゆく春の空所を埋める卵焼 | 白井健介 | 特選 | 喜誉司 | この春に2件先に美味しいお蕎麦屋さんが開店。そこ卵焼きも美味しいんです。 |
選 | showmaru | 春には黄色がよく似合います | ||
感想 | 山口あずさ | この卵焼きは美味しそう。 | ||
自解 | 白井健介 | 「ゆく春の」と<ゆく春や>どちらにすべき? 未だ結論出せず。 | ||
2点句 | ||||
緑地帯飛行機雲の淡くなり | エスプレッソ | 選 | 岡村知昭 | 緑の鮮やかさ。雲はただでさえ淡いのだから飛行機雲はもちろん淡くなるんだ。印象鮮明な一句。 |
選 | (h)かずひろ | 人工的な癒し系。巧むも巧まざるも。 | ||
感想 | 山口あずさ | 情景描写のみ。 | ||
二の腕の付根あたりの深緑 | 凌 | 選 | 草もち | 思わず自分の腕を見てしまいました。どこも深緑にはなってなかった。残念。 |
選 | 一文無 | |||
感想 | 齋藤朝比古 | 「深」には異論あるが、妖艶さが好き。 | ||
感想 | 山口あずさ | 脇毛を詠んだ句じゃないですよね。 | ||
隠国(こもりく)の夜の深さに河鹿鳴く | 江戸切子 | 特選 | 五十嵐秀彦 | いいことばをお持ちですね。「深さに」ではなく「深さや」と切ってはどうでしょうか。 |
感想 | 水月 秋杜 | 作り慣れている方の句かなと思いつつ選びました。 | ||
感想 | 白井健介 | この句《隠国の夜の深さの河鹿笛》とするなど、体言止めにする方が断然句が引き締まるように私は思うのですが。 | ||
無人駅目玉に刺さる青嵐 | しぐなす | 特選 | 岡村知昭 | 感覚の鋭さはすごい。瞳ではなく目玉、なんですね。 |
感想 | 白井健介 | 「目玉に刺さる」というどぎつい言い回しにしたことが裏目に出たように私には思われます。 | ||
感想 | 山口あずさ | <目玉>がいいですね。 | ||
きみどりに弾き出されてずる休み | 夜来香 | 特選 | たか志 | よく分かんないんだけど、僕も仕事に追われる毎日なので、「ずる休み」っていう言葉にはみょーにひかれてしまいました。 |
感想 | 水月 秋杜 | 「きみどり」って言われてしまうと、この場合の季語って? とか、考えたりもしましたが、かわいい雰囲気に惹かれました。 | ||
感想 | 山口あずさ | <きみどりに>招き出されたのではないのだろうか。 | ||
憂いなくつつじつつじと帰り道 | エスプレッソ | 選 | 山口あずさ | <つつじつつじ>がオノマトペのように読める。楽しい気分が伝わってきたので、一票。 |
選 | ぶう | |||
感想 | 白井健介 | 「つつじつつじと帰り道」というフレーズから寧ろそこはかとない憂いが感じられ、そこが好いのだと思ってしまう私ですから上五は何か別のものごとに替えて欲しいという気がしております。 | ||
人魚に生まれ鱗を剥がす日々である | 山口あずさ | 特選 | 江戸切子 | そして人間になった? |
自解 | 山口あずさ | 自分の句ながら、気の毒な一句。 | ||
お茶碗のなかの緑を伐採す | 凌 | 選 | 子子 | 伐採しなくてはならなかったほどの、このお茶碗の中身。現代人にとっては必要かも。 |
選 | 一文無 | |||
感想 | 山口あずさ | ほうれん草のお浸しをご飯の上に載せて、それをお箸で「伐採」したのだろうか。 | ||
放射能食べたらなれるかなぁショッキンググリーン | 一文無 | 選 | 子子 | 変身したら、何になる? |
選 | 喜誉司 | 「もの食う人びと」をなんとなく思い出しました。 | ||
感想 | 五十嵐秀彦 | なんだかイヤな感じ(失礼)。そう思うということはこの句が成功しているということか。 | ||
感想 | 山口あずさ | 脳天気なだけに、空恐ろしい一句。 | ||
空芯菜(くうしんさい)あをあを屋台おぼろにて | 白井健介 | 選 | 草もち | 台湾あたりの屋台のようすが、目に浮かびます。 |
選 | 喜誉司 | んー、美味しそう、中華の炒め野菜の緑って。食べ物の関連の句にホント弱い。 | ||
感想 | 五十嵐秀彦 | 「空芯菜」ってあるんですか。中国かな。台北の屋台を連想した。 | ||
感想 | 山口あずさ | 「空芯菜」は、ヒルガオ科の植物で、水辺で育つため、水に浮きやすいように中が空洞になっている。中国、タイ、ベトナムで日本のほうれん草のように食べられている。以上、ネットで調べてしまいました。グルメ俳句ですね。 | ||
団子虫レース開催みどりの日 | 草もち | 選 | 岡村知昭 | みどりの日があっさりしすぎとも感じたけど、でも楽しそう。どの団子虫が勝つか、予想しましょうか。 |
選 | たか志 | かわいい句、好きなので。でも、団子虫ってレースっていう感じかなあ、ちょっと違う気が・・・。 | ||
感想 | 水月 秋杜 | ダンゴムシという語感がいい。こういうユーモアって好きです。 | ||
感想 | 山口あずさ | あまりエキサイティングじゃないでしょうが、ほのぼの。 | ||
ラジオから「ダンデライオン」花曇 | (h)かずひろ | 選 | 夜来香 | 言葉からはっとして気づく季節感。ダンデライオンとラジオというカタカナ音もあっている。 |
選 | たか志 | ユーミンの曲で作る人、けっこういますよね。ラジオからではふつうだから、ちょっとひねったらいかがかな、と思うのですが。 | ||
感想 | 山口あずさ | もし、ラジオからたんぽぽが咲き出ていたらとてもシュール。 | ||
花冷えのはんぺん揺れる不惑かな | 夜来香 | 選 | 岡村知昭 | 惑わず、といかないのが人間なのかもしれない、そんな思いがこの一句から響いてくる。 |
選 | 子子 | はんぺん、好きなんです。田舎ではお雑煮にも入れます。 | ||
感想 | 五十嵐秀彦 | はんぺんはどこで揺れてるの? | ||
感想 | 白井健介 | 雰囲気の捕捉にも着眼点にもセンスを感じるのですが、表現の技術の面でまだ少々練習不足という印象を受けます(失礼ながら)。例えば《はんぺんのゆれて不惑の花曇》などというふうに私なら考えてみる訳ですけど…。 | ||
帝劇の前に木の芽の緑かな | しげはら | 選 | たか志 | 「帝劇の前に」を、「前の」としたいです。僕としては。 |
選 | 岡村知昭 | 句の安定感に惹かれて。 | ||
感想 | 白井健介 | 「木の芽」「緑」のどちらか一つで一句に仕上げるのが好いかもしれない。せめて《帝劇の前のみどりの木の芽かな》とした方が宜いのかなぁ? う〜ん… | ||
感想 | 齋藤朝比古 | 素直な写生句で好感。やや報告に終ってしまった感も。 | ||
緑陰にざわめき揺れる記憶かな | エスプレッソ | 特選 | 齋藤朝比古 | 原風景を言い得た句。読み返すほど滋味が深まる。 |
感想 | 五十嵐秀彦 | ある意味よくある句かもしれない | ||
感想 | 山口あずさ | <ざわめき揺れる記憶>を表現するような一句詠んでみたい。 | ||
1点句 | ||||
汝(な)が洗ふ緑玉の傷寺山忌 | 五十嵐秀彦 | 選 | しぐなす | 「緑玉の傷」なんて、もーハマってます。ハマりすぎかも。 |
感想 | 水月 秋杜 | 取りたくないなぁ、と思いながら取ってしまいました。どうして取ることに抵抗があったかというと、寺山はジョーカーだろうと思うから。〜忌には、みんないろいろな思い入れがあるだろうけれども、ことに寺山は死んでから日が浅いし…。でも巧いし。 | ||
感想 | 山口あずさ | 寺山映画にそんなシーンがあっただろうか? あっても不思議ではないですね。 | ||
大気汚染調査樹木の芽立かな | 齋藤朝比古 | 選 | 五十嵐秀彦 | いいですね。こういうの好きです。 |
感想 | 山口あずさ | 樹木にたいへんお世話になっている人類。 | ||
屋上の吹き溜まりにて緑亀 | 夜来香 | 選 | 白井健介 | 内容がとてもいいなぁと思ったんですよね。私としては《緑亀売る屋上の吹き溜まり》というふうな意味に解釈したうえで。 |
感想 | 山口あずさ | 緑亀は談合でもしているのか。 | ||
吹き抜けの新都心にも若葉風 | 江戸切子 | 選 | 齋藤朝比古 | 「吹き抜け」は言いえて妙。「にも」は残念な表現。 |
感想 | 五十嵐秀彦 | 「も」と言わないほうが効果的になると思う。 | ||
感想 | 山口あずさ | 「吹き抜け」で「風」ときては芸がない。 | ||
黒づくめ包む緑の春の道 | しげはら | 選 | ぶう | |
感想 | 山口あずさ | ヨージ・ヤマモトでキメテみました。 | ||
保護色が春に追ひつくカメレオン | 白井健介 | 選 | (h)かずひろ | 一足早いバーゲンで買いそろえたのかも。 |
感想 | 五十嵐秀彦 | いいと思います。ただ「が」と言わないほうがよいように思います。 | ||
感想 | 山口あずさ | 微笑ましい一句。 | ||
自解 | 白井健介 | こちらの句については《保護色が春に後るるカメレオン》とするんだったかなぁ…と今になって思い、少々悔やんでおります。 | ||
花祭はじめましての緑茶かな | 岡村知昭 | 選 | 江戸切子 | おばあちゃんのメルヘン。 |
感想 | 山口あずさ | 甘茶ではないかと。。。 | ||
ホチキスで緑陰を留め置く | 山口あずさ | 選 | 一文無 | |
感想 | 五十嵐秀彦 | 破調ではないほうがよいのでは。 | ||
自解 | 山口あずさ | ありがちな句を書いてしまった。 | ||
瘠せ細る都市の論理や鳥曇り | 五十嵐秀彦 | 選 | (h)かずひろ | ネズミとカラスは肥え太る。 |
感想 | 山口あずさ | 「都市の論理」が痩せ細るとはいかなることか。都会生活者の危機か? | ||
緑陰に男蛍光し発する奇声 | 一文無 | 選 | 喜誉司 | この奇声の中身が想像力を刺激します。 |
感想 | 五十嵐秀彦 | ちょっと金子兜太的? | ||
感想 | 山口あずさ | 大丈夫ですか? それとも前衛舞踏家のパフォーマンスだろうか? | ||
五月雨に内なる私傘がない | 喜誉司 | 選 | ぶう | |
感想 | 五十嵐秀彦 | 陽水? | ||
感想 | 山口あずさ | 陽水の『傘がない』を説明してしただけような。。。 | ||
万愚節緑化推進本部長 | 岡村知昭 | 選 | しぐなす | たいそうな名前がついてるけど、実は窓際部署って感じで、哀愁漂ってて好きです。 |
感想 | 山口あずさ | 全部漢字表記されているところに、意気込みを感じる。 | ||
「女の子でした」とメールみどりの日 | たか志 | 選 | 草もち | みどりの日にうまれたから、みどり児!?。「女の子でした」というのが、さわやかさを増していると思います。 |
感想 | 山口あずさ | おめでとうございます。(一瞬、性同一性障害かと思ったわたしは考えすぎ。) | ||
感想 | 五十嵐秀彦 | いろいろな思いがこもっているのか。もう少し深めたい。 | ||
緑蔭へドッペルゲンガー殺到す | しぐなす | 選 | 子子 | 行ってみたいような、みたくないような。。。 |
感想 | 山口あずさ | 緑蔭とは音のブラックホールであったか。 | ||
残酷な神の饗宴黄砂ふる | 江戸切子 | 選 | 齋藤朝比古 | 神とは何時の世でも残酷なもの。ましてや饗宴となれば。季語上手い。 |
感想 | 山口あずさ | 「残酷な神が支配する」という萩尾望都のマンガがありますが、これと関係あるのでしょうか。 | ||
0点句 | ||||
田に水を張れば緑色に染まる | 草もち | 感想 | 山口あずさ | 田に水を張った瞬間というのを見たことがないのでよくわからないが、ぱっと緑に変化するのだろうか? 空の青はどんな感じに映るのだろう? |
花過ぎて 心和ます 山椿 | 癒しのウサギ | 感想 | 山口あずさ | 一文字開けの意味なし。「花過ぎて」にどのような意味を込めたのかが見えない。単に時間の経過だけなのだろうか。 |
病を得て気づく若布の緑かな | しげはら | 選 | 白井健介 | たいへん心打たれました。非常に強く感情移入してしまう一句。準特選。 |
緑燃ゆ 君が手枕 永遠に | 癒しのウサギ | 感想 | 山口あずさ | 一文字開けの意味なし。 |
陽に風に胸襟開き綾緑(あやみどり) | 一文無 | 感想 | 山口あずさ | 素直に詠めばすがすがしい。穿って詠めばオジサンの願望。 |
予鈴の門四月の少女駆け抜けて | showmaru | 感想 | 山口あずさ | さわやか。 |
平天使翼畳んで廃業す | 山口あずさ | 感想 | 五十嵐秀彦 | 季語入れちくれ |
自解 | 山口あずさ | かくして俗世にまみれてしまうのです。 | ||
若草や人生の儚さを痛感す | ぶう | 感想 | 山口あずさ | 俳句未満。 |
感想 | 白井健介 | 「痛感す」とまでは言ってしまわない方が宜いでしょう。《若草や斯くも人生儚くて》というくらいに抑えておいた方が。 | ||
新緑が 目に痛し 片想い | 癒しのウサギ | 感想 | 山口あずさ | 一文字明ける必要なし。 |
新緑よ予定調和を蹴っ飛ばせ | 子子 | 感想 | 山口あずさ | <新緑よ>でなければ、採ったかも。 |
定まらぬ心を鞄に詰めて明日 | 子子 | 感想 | 山口あずさ | 「明日考えるわ」は、『風と共に去りぬ』エンディングの名台詞だったが、この句はちょいと鬱々し過ぎのような。。。 |
流れ橋流れて柳青やめる | 草もち | 感想 | 山口あずさ | うーん、意味がわからない。 |
黒猫をまたぐ黒猫緑町 | 岡村知昭 | 感想 | 山口あずさ | 緑町でこのような光景を目撃したのですね。 |
感想 | 白井健介 | 計らいが見え過ぎちゃう点がちょっと鼻につく感じです。 | ||
赤 緑 人間喜劇にわか雨 | 喜誉司 | 感想 | 五十嵐秀彦 | ぼくは赤緑色盲です |
感想 | 山口あずさ | 説明不足のような気が。。。 | ||
案じ文投げし彼方に麦青む | showmaru | 感想 | 山口あずさ | ラブレターでも書いていたのか。(「案じ文」が何のことかわからず辞書を引いてしまいました。「草稿」のことだそうです。) |