第三十二回Hi! ku City句結果


15点句
よくしなるをとこの背骨セロリ食む 夜来香 特選 小島けいじ 背骨とセロリの取り合わせが好きです。上手だと思います。
特選 かんな 「背骨」と「セロリ」の距離感絶妙。今時の若者の感じよく出ている。
特選 松たかし よくしなる背骨とセロリの違和感がよい。季語派は認めたくないかもしれないが、なんとなく明るい春のイメージがある。
特選 きっこ セクシーですね。上質なセックスをした次の朝のようです。思わず指でなぞりたくなりました。
特選 齋藤朝比古 しなる背骨。しなやかな肢体。「ぱきっ」というセロリを齧る音とあいまって、健康的な明るさを感じる句。作者は女性であって欲しいなぁ。
特選 山口あずさ この「をとこ」は舞踏家か。
たか志 健康第一!いつまでも若くありたいものです。(自戒の念をこめて)
一人 をとこの背骨はどこでしなっているのか。 真昼の情事。ちょっと苦い味と香り。セロリのみずみずしさと汗の輝き。
青河馬 ここはセロリですね、絶対に。
感想 草もち セロリの癖のある香りが「をとこ」と作者の関係を感じさせる。うまい。
 
8点句
鳥交る石鹸使い切る真昼 たじま 特選 青河馬 春には狂気がある。真昼、石鹸を使い切ったその瞬間の狂気。おーこわ。
白井健介 《鳥の恋石鹸使い切る真昼》として私は戴きました。断然そのほうがいいと思いますので。その理由? 解っている人には分かる筈だと思うんですけどね。
齋藤朝比古 石鹸はなかなか使い切れるものではないのだが。春の昼のけだるさの中作者の心持はいかようなものだったのか。あまり喜ばしい感じじゃないところが俳句らしい。
夜来香 清潔感がある句。 石鹸使い切るときの静かな安堵感、いいですね。
一人 小さくなった石鹸。紙よりも薄くなって光が透ける。鳥交る日のうららかな日差しだ。
冬音 セッケン=小さくなるけどなかなかなくならないもの。
ken1 これは深読みすると、かなりの恋句とも取れる。 でもなんで、というフシギ。
 
揚げ雲雀方一里には墓ばかり ken1 特選 白井健介 「揚げ雲雀」がよく効いていると思いますし「方一里」そして「には」と、簡潔にして的確な処理によりとても効果的な措辞を得ている点に脱帽です。
特選 一人 高く高く昇っても見えるのは墓ばかり。 それとも立ち並ぶマンションが墓石のようだと言っているのか。物憂いアイロニーが春の景色によく似合う。
特選 たじま たてよこに広がる世界とその速さを感じました。 ひろがっているのは墓ばかりというイメージも 共感できました。
特選 魚容 シュールなようでリアリティもあるような。いいなぁ。雲雀が高く揚がるにつれて、僕の視点も高く揚がっていく。
感想 草もち 好きな句ではありますが……。「方一里」は、ありえない大きさの墓地ですし、かと言って、シュールになるほどでもない。現実味なら「方六丁」くらい、不可思議狙いなら「十里四方」くらいがよいと思います。
 
まんさくやペンギン立ちの保母二人 かんな 特選 冬音 エプロンにもペンギン描いてあれば完璧
魚容 大きくて優しい保母さんなんだと思います。
白井健介 好きの度合いで言えば私としては(採った句のなかで)この句が一番でした。仕事中の「保母」さんてホントに大変だなぁと思って頭が下がります。
草もち 「ペンギン立ち」と言い方は、さすがにムリあるかなあ、とは思うけど、感じはわかる。安心して子どもを見てもらえそうな、ベテラン保母さんたちの姿が浮かぶ。
一人 そういえば記憶の中の保母さんはペンギン立ちなのであった。そんな光景を確かに見たような気がするのだが 果ていったいどこで見たのやら。
子子 いいですね、ペンギン立ち。
一文無  
感想 齋藤朝比古 ペンギン立ちがどんな姿形なのか、想像はつくがあまり伝わってこない。残念ながら、まんさくという季語があまり働いていないような気がする。
 
6点句
春興や靴墨うすくうすく伸ぶ 齋藤朝比古 特選 夜来香 靴墨という忘れていた美しい言葉、 すこしつーんとした匂いも嫌いじゃないです。 うすくうすくと繰り返しがいいです。
特選 草もち いいなあ。靴を磨くのは、時間を一寸もてあまし気味なときだと思う。靴墨がするすると伸びてくれる。春の、ほんの小さなエアポケット。それを楽しんでいるかのような感じが、いいです。
松たかし 春興がわかりにくい。それさえ明確なら特選
たじま うすく伸びてゆく感じと、春のイメージが良。 「春興」だと、気分が出すぎていて、もっと、 おぼろなイメージの季語の方が合うのではないで しょうか・・・
感想 魚容 春らしい手ごたえですね。
 
5点句
千年を旅するらくだ春の月 江戸切子 特選 子子 もう、なんともいえなく好きです!!
たか志 上五中七が好き。でも春の月が動くのでは?
松たかし 春の宵のおぼろな感じがメルヘンになって伝わってくる。
一文無  
 
4点句
春の闇ブリキの鳥が啼き始む 松たかし 青河馬 実際温度差の大きな春の夜は、全てが啼く。
山口あずさ 映画のワンシーンに使えそう。
かんな 「ブリキの鳥」とかに弱いんです。 何か警告でしょうか。
一文無  
感想 齋藤朝比古 何かが軋む音を啼くととらえるのは少々常套化しているような。闇→啼くへの展開も陳腐。
 
虚子の忌の千鳥格子のワンピース きっこ 特選 たか志 すーっと読み下せるところが好きです。
齋藤朝比古 鳥格子のワンピースかぁ。時代掛かっているような気もするし、現在は流行の最先端なのかもしれないし、ファッション事情に疎いのでこの句のよろしさを最大限感受できないのが残念。ただ、なんとなくよさそうな感じがしたので頂きます。
たじま なんか意味がなくて面白いです。
感想 山口あずさ  
 
北窓を翼のやうに開きけり 齋藤朝比古 松たかし 北窓と翼の取り合わせにやや違和感。全体の感じは若いんだけど。
山口あずさ 飛び立つ家屋。
子子 そうか、そういう開け方もあったんですね。
きっこ クラシック・メルセデスのガルウイングを連想しました。ボディカラーは、粗いメタリックのシルバー。
感想 かんな 類想あるかもしれないが、気持ちいい。
 
鳥曇サーカス団のテント建つ 夜来香 たじま 鳥曇とサーカスの取り合わせが好きでした。 「建つ」としたことで、景に切れがなくなったように 感じました。
冬音 さては二十面相のアジトか?小林少年と少年探偵団に連絡を!
山口あずさ サーカスには曇天が似合いますね。なぜだろう。
松たかし サーカスって懐かしい!春の日の感じと意外にマッチしますね。
感想 齋藤朝比古 鳥曇という季語の斡旋に手練を感じさせるが、「サーカス団」と詠った瞬間、既に郷愁感溢れんばかりなので、少々つきすぎかも。
感想 かんな 既視感があるが、いいモチーフ。
 
3点句
鳥全て去りて地球が沈没す 小島けいじ 一人 鳥は帰っても地球がなくなる訳じゃない。 だけど何故かひょっとしたらという思いにさせるのは 緊迫した国際情勢のせいなのだろう。
たか志 この大げささに1票!
子子 うーん、すごい。この大袈裟感、すてきです。
 
記念樹はやけに細くて鳥曇 草もち たじま 記念樹が細く感じたのはびびっときました。
齋藤朝比古 「やけに」という表現はあまり好きではないが、記念樹が細いという把握はシニカルな感覚で好み。植樹されたばかりの記念樹のそこはかとなく胡散臭い感じがよく出ている。
夜来香 「やけに」が実感。 記念樹を植える日に曇りは似合っています。
感想 魚容 季語のニュアンスはもう一つわからないのですが、ふとした発見のおもしろさ。
感想 白井健介 「やけに」というのが、この句の雰囲気にしっくりこない感じがした。
 
堪へられぬむず痒さかな蝌蚪の脚 一人 特選 ken1 春の<むず痒さ>を感じる。 深みゆく春の中で痒さますます。 どうなっていくこの痒さ。
草もち 両生類の宿命なのか!?
感想 山口あずさ  
 
2点句
古書店にならぶ盗品鳥帰る 白井健介 ken1 某書店にはそんな本がという風説も。 決算期って何でもありの季節か。 鳥もさよならとなるし。   
一文無  
感想 齋藤朝比古 盗品を並べちゃいけませんね。でも作者はなんで盗品だと解ったのだろうか。
自解 白井健介 やはり《古書店にならぶ盗品鳥雲に》とするのがベターでしたね。
 
鳥貝の回り続ける絵皿かな きっこ かんな 遊び心が見えて楽しい。かつ輪廻のよう。
青河馬 客観写生の極致。
 
風船の行く末案じ風見鶏 冬音 白井健介 一読めずらしくもない擬人法との印象を受けるものの、それがこの「風見鶏」の存在感そのものなのだという妙なマッチングに気付かされる。きっと「行く末」を「案じ」ているような風情を湛えた「風見鶏」なのでしょう、と果たして読者は説得されてしまうのだ。
子子 この風景の切り取り方、好きです。
 
白髪の少女よ母よ鳥帰る 青河馬 かんな 「少女」と「母」が交互に、そして重なって見えてくる。永田耕衣の「六十年後の春のごとし」を思い出す。
小島けいじ  
感想 魚容 時間の流れが逆流しているような。表現のおもしろさ。
 
うぐいすのいすとは誰も座らぬ椅子 たじま ken1 面白い。
かんな 「〜とは」は重すぎ。「うぐいすのいす」はもっと生かせる好素材と思います。
感想 草もち なぞなぞのような物言いがおかしい。どうせなら、もっとなぞなぞっぽくできなかったか?
 
春の土鶏を処分といふ言葉 一人 白井健介 抑制の効いた言い回しに(言いたい内容の)“突きつけ方”の巧みさを窺わせて実に心憎い一句だと感心いたしました。
山口あずさ 「処分」って言葉、無機的な感じがして不気味。
 
つちふるや空席多きロードショー たか志 冬音 突然映画見たくなる、しかし映画館にはいかない。どうしてなんだろうなあ。
青河馬 全てがかすむ感じ。
 
にはとりの飛べぬ羽ばたき葱の花 齋藤朝比古 魚容 昔々、家で五羽の鶏を飼っていた。卵をやっと産むようになってきたところを、犬かイタチかにやられてしまったけれども、庭や畑に放すときもあった。屋根の上まで飛ぶときもありました。「葱の花」で記憶がありありとよみがえってきたような気がします。
小島けいじ  
 
卒業やバナナシールを集めだす 一人 冬音 バナナシール?いつ?どこで?だれが?なんのために? と不思議さに一票
きっこ この句の作者は、きっと学校が嫌いだったのでしょう。
感想 草もち 何を隠そう、私は小学生のころバナナシールをコレクションしていたのだが、こういうのはふつう卒業とともにやめてしまうのでは?
感想 白井健介 何やら得体の知れない可笑しみに惹かれてしまう句なんですけど……ねぇ…。
 
とりどりの弁当箱も新学期 白井健介 きっこ 楽しそうに見えて、まだ少し緊張感のある風景が、良く詠まれています。
ken1 この諧謔。
感想 魚容 お弁当の時間の教室のにぎやかさが浮かびます。
 
1点句
目覚むれば雨音部屋に満ちて春 魚容 きっこ 「溺れて」まで言わないところが春ですね。
感想 草もち 下に「七七」をつけて短歌にしたい。
 
朽ち果てる余裕もなくて夜の街 子子 小島けいじ  
感想 白井健介 不思議にちょっと惹かれるフレーズだなぁと思います。
 
鳥帰る辞令交付の午前九時 青河馬 齋藤朝比古 サラリーマンにとって辞令交付は重要な儀式。午前9時という時刻が特別なのはサラリーマン独自の感覚だろうと思う。
 
燕来る見上げる人の口開けて 青河馬 草もち このおかしみが、たまらない。たしかに、燕を見上げるとき人は口を開けている。「来る」「見上げる」「開けて」と動詞が続くのは、ちょっとどうかと思う。
 
液晶に花の名所の鳥瞰図 きっこ 夜来香 液晶という文字にひとつの世界を感じました。 コンピュータの業界にあって、これはカタカナに ならなくて、なんだかほっとします。
感想 かんな 現代ならではの視点でクール。
 
夕映えを海にかえして春の河 たか志 魚容 堂々たる風格。景の大きさ。
感想 草もち 雄大な景が見えて、好きな句です。ただ、すこしインパクトが足りないのかなあ。5句のうちには残りませんでした。すみません。
感想 齋藤朝比古 大きな景を衒いなく詠っていて好感。ただ、類想句はかなりあると予想されます。
 
青春の偶像のごと蜃気楼 冬音 たか志 青春の偶像とストレートに言ったことがいいと思いました。
 
雨風に打たれて石のドラえもん 子子 草もち 石のドラえもん!よく、石材屋さんが看板代わりにウルトラマンやアンパンマンの石像を作って店先に置いたりするけど、そんな感じか。面白いものに目をつけたなあ、と感心しました。それから、「ドラえもん」の表記の生真面目な正しさ(「ドラ」がカタカナ、「えもん」がひらがな)にも好感が持てます。意図的な無季というわけでもなさそうなので、「雨風」の代わりに、何か季語があればもっとよかった。
 
鳩の恋見届けてなお余白かな 一文無 小島けいじ  
感想 山口あずさ 「恋文を山羊に届ける伝書鳩」という句を詠んだことがある。自己投影できるようでいてできない鳩の恋か。
 
浪漫派の傘屋は春も傘屋です 松たかし 魚容 浪漫派の傘屋ですか。どこかふっと傘張り浪人のイメージも浮かんできました。柔らかな春の陽射しに中の傘屋さん。
 
鶏小屋に老人放つ花吹雪 松たかし 夜来香 あの白い粉ですね、今年限定でウケます。
    感想 かんな 「老人を放つ」ととりました。「姥捨て」感があるが、「花吹雪」に救われている印象。
 
0点句
悲しみの涙を運び鳥は飛ぶ 喜誉司 感想 ことこ 涙を運んでくれる鳥がいたら、是非会って話をしたいものです。
 
鳥朽ちて時告げる者なし遠霞 山口あずさ 自解 山口あずさ 鳥インフルエンザ、一段落したようですね。
 
疫病の神の噂や鳥雲に ken1 感想 山口あずさ 「神の」どんな「噂」なのだろう。
 
発つ鳥を見送る君よ何に泣く 十七夜月 感想 山口あずさ 「何に」と問うほど不思議な涙だとは思えない。
 
文を食むポストに指を噛まれたり べる 感想 草もち 「ポストに指を噛まれたり」は大好きなんですけど、「文を食む」ではぶち壊しだと思った。失礼。
 
春陰のかくれんぼしてる青い鳥 夜来香 感想 山口あずさ 幸せはまだ見つからないのですね。
 
走り雨赤き大地に新校舎 一文無 感想 山口あずさ 「赤き大地」がどこなのか気になる。
 
戦争に敗れし国の四月馬鹿 小島けいじ 感想 山口あずさ 嘘を言って笑えるのも余裕があればこそですね。敗戦直後じゃ冗談も通じなさそう。
 
黒き手の虚空に伸びて連翹忌 江戸切子 感想 山口あずさ 「連翹忌」高村光太郎の忌なのですね。ネットで検索してしまいました。
 
あおあおと鳥追いの歌囃しけり かんな 感想 山口あずさ 「あおあお」が何を示しているのか、うまくつかめなかった。
 
一索を自摸つてきたる落花の夜 草もち 感想 山口あずさ 「自摸つて」がわからずネット検索。「ツモって」詠むのですね。麻雀俳句だったのですね。雀句という新分野を開拓したりして。
 
高空の高きを知るは雨蛙 べる 感想 山口あずさ 「高空」ときて「高き」では、17音しかない世界ではもったいなさすぎ。
 
鳥の目は真実写す鏡なり 喜誉司 感想 山口あずさ 鳥の目って不思議ですね。何もかも見ているような気もし、獲物以外は何も見ていないような気もする。
 
早番や雨のらあめん山頭火 かんな 感想 山口あずさ 早番で朝食を摂る時間がなくて空腹だったところに、雨が降ってきたので、口を開けて空を仰ぎ、山頭火ごっこをした。と、解釈すると、かえってつまんなくなっちゃうかな。
 
再読の『たそがれ清兵衛』春の鳶 魚容 感想 ことこ 再読したくなる本ってありますよね。私も今『たそがれ清兵衛』読んでます。
 
愚者の風終わりを始める里の春 子子 感想 山口あずさ 「愚者の風」というのが今ひとつ掴めなかった。
 
夢あると言ひて微睡むフリーター 山口あずさ 感想 魚容 微睡む人と微睡む姿を見つめる人の心のズレがおもしろいですね。
 
色恋の果ての騒ぎを春の雨 魚容 感想 白井健介 「騒ぎを」なんてお茶を濁さず、いっそ《色恋の果ての刃傷春の雨》ぐらい言っちゃった方が「春の雨」が効くんじゃない? なんてね…。
 
鶯を超えられぬ鶯であり たじま 感想 山口あずさ 「鶯」がどうしても「鶯」でなかればならないとは思えなかった。
 
「あの鳥は、僕だ。」飛び去る泥の鳩 小島けいじ 感想 山口あずさ 自意識過剰が幼いような気が。。。
 
ロシア船近づく港鳥帰る たか志 感想 山口あずさ 鳥はシベリアへ渡って行ったのでしょうか。
 
雨期近し川底に日矢のメコン川 一文無 感想 山口あずさ 「日矢の」がよくわからなかった。
 
果実にてカモメを呼ぶ夢海の果て べる 感想 山口あずさ タロットカードの絵のような光景ですね。そういうカードはないと思うけど。
 
桜散るシグナル待つ間に彼の背に 冬音 感想 山口あずさ 桜の木の下での信号待ち。彼と一緒だと何でもポエムになります。
 
月の夜沈丁の香滑る波の上 十七夜月 感想 山口あずさ ムード歌謡のようだ。
 
囀りに背中押さるる門出かな 草もち 感想 山口あずさ 卒園式か?
 
焼鳥を頬張る外の春の闇 ken1 感想 山口あずさ 花見でしょうか?
 
啄木忌定休日なる花やしき 白井健介 感想 山口あずさ 「花やしき」って、存在そのものがノスタルジックですね。住宅街に突っ込んで行きそうなジェット・コースターや、のろのろ動くパンダ。実は、花やしきってちょっと好き。
 
風調べ鳥を操り春探す 喜誉司 感想 山口あずさ 「鳥を操」ることができたら、きっと面白いに違いない。
 
十字架に鳥群がりて昇天す 山口あずさ 自解 山口あずさ ネットニュースで空から大量の鳥が落ちてきたというのがあった。原因はインフルエンザではなく、食中毒らしいと書いてあった。
 
夕映えを海にかえして春の河 たか志 感想 白井健介 (この句を)幾度か読み返すうちに《夕映えを海に溶かして春の河》というイメージが(私のなかで)強くなってきたのですが、作者の印象とは違っちゃうのかもしれませんので……失礼しました。
 
霞み月降る真綿雪しんしんと 十七夜月 感想 山口あずさ 俳句未満のような。。。

 

 

Hi! ku city選句結果一覧